ラベル スーツとジャケット の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示
ラベル スーツとジャケット の投稿を表示しています。 すべての投稿を表示

2014年4月21日月曜日

ラルディーニ(LARDINI)のコットンジャケット

4月になると寒さも緩み、ジャケットを着ているだけでも汗ばむような日も出てくる。

 昨年の春夏は、背抜きのジャケットを適当に着回していたのだが、ローテーション的にかなり無理があった。そこで、1着新調する事にした。

 実はジャケットを購入するにあたって、以前より目を付けていたサイトがあった。
eHABERDASHER」である。

 「eHABERDASHER」は「ShopTheFintest」を利用した際に、見つけたサイトである。
取扱商品は「ShopTheFintest」に近く、イタリア系のブランドを多く取り揃えている。おなじみのBARBAやINCOTEXもある。
 ただアイテムの検索機能については、「ShopTheFintest」のほうが使いやすく、絞り込みが容易であったため、「eHABERDASHER」を利用する機会が無かった。
 ところが、スポーツコートに付いては「eHABERDASHER」のほうがリーズナブルであり。今回利用するに至った。

 注文から到着までは1週間ほどであった。配送業者はUSPSらしく、日本国内では郵便局からの配送であった。

 今回購入したのは、ラルディーニのコットンジャケットである。
 遠目にはグレー地にサックスブルーのウィンドペーン柄で、おとなしめの雰囲気である。

 しかし、近くで見てみると斑状に白が入っており、少しコーディネートが難しそうである。

 裏地無しのアンコン仕立てであるにも関わらず、至る所に手がかかっている。流石はイタリア製である。
 上襟にはヒゲが入っている。ポケットもバルカポケットである。

 ラペルを始め至る所にステッチが入る。本当に手が掛かっている。

 生地は目の詰まったコットンであり、予想以上に重量感がある。真夏に着るには少し厳しいかもしれない。
 また、ウェストが少しゆったり気味で、袖丈が大夫長い。お直しは必須である。

 価格は$300程であった。送料が意外に高く$50弱取られるがトータルでも3.5万円程の計算である。
 この値段であれば、納得の買い物であった。

2012年12月6日木曜日

BOOKSTERのコーデュロイジャケット(2)

 さて、BOOKSTERでオーダーする際の楽しみは、豊富なオプションである。
 今回も、いろいろと追加してみた。

 カントリー調のジャケットではおなじみのスロートタブである。去年オーダーした際にも付けている。
 襟の裏側にはボタンがついており、ストラップとして機能するようになっている。とはいえ、実際に使用した事はない。ラペルはとても広い。


 裏地はネイビーを選んだ。BOOKSTERの裏地は質感がよく、なかなか気に入っている。

 ボタンはシルバーボタンを選んだ。袖口はお約束の本切羽である。ボタンホールは相変わらず雑である。ボタンの間隔はイタリア系のジャケットに比べ広く取ってある。そのため、ボタンがとても目立つ。


 英国のジャケットの特徴と言えばチェンジポケットである。使用頻度は低いにも関わらず選択してしまった。こうしてオーダー価格が上がっていく。

 8畝のコーデュロイに広いラペル、さらに今回はサイズが大きめという事もあり、良い意味でとても野暮ったい。まさにカントリージャケットである。
 とりあえずは、体に馴染むまでヘビーローテーションで着てみようと思う。

関連項目
関連項目(2012年オーダー分)




2012年12月4日火曜日

BOOKSTERのコーデュロイジャケット

 先日帰宅すると、不在票がポストに入っていた。英国からの荷物のようである。
 すぐには何の件であるか分からなかったのであるが、郵便局に受け取りにいく途中で思い出した。初夏の頃に注文したBOOKSTERのジャケットである。
 受け取ってみると、案の定「BOOKSTER」からの荷物であった。


 6月後半に注文して、12月到着なので約5ヶ月の納期である。去年は4ヶ月程で届いたが、今年は現地でオリンピックも開催された事であるし、多少の納期延長は致し方ないであろう。
 袖を通してみた第一印象は、「鎧」である。


 とにかく重い。昨年のツイードジャケットは17〜18オンスの生地を選んだのであるが、サイズアップをした事もあり、持ってみるとそれよりも重く感じる。また生地も堅く、こなれるには相当の時間を要すると思われる


 さて、肝心のサイズである。
 注文時には、前回のジャケットはウェストの絞りがかなり強かった印象があり、また当時のブログにも、ウェストがきついのでサイズアップを行うべしとの記述があった。そこで、1インチ大きめのサイズ40で注文していた。
 理論上は今回のジャケットは、ちょうど良いサイズのはずであるが、残念ながら若干オーバーサイズ気味である。
 そういえば、去年あれほど窮屈に感じた、BOOKSTERのツイードジャケットが、今年は程よいフィットに感じられる。着ているうちに体に馴染んだようである。

 以前読んだ本に、「英国の服は購入時点では未完成品で着込んでいくうちに体に馴染んで完成品となる」というような内容の一節があった気がするが、BOOKSTERの服はそれを体現しているようにも思える。


関連項目
関連項目(2012年オーダー分)





2012年8月20日月曜日

シュナイダー(Schneiders)のコットンジャケット

 おそらくドイツのメーカーと思われるが、Lloydという靴メーカーがある。
 その会社のLloyd1880ラインに興味があり、調べているうちにJust4Menというショッピングサイトに巡り会った。
 ほとんどドイツ語で書かれているが、面白そうなのでいろいろクリックしていると、SCHNEIDERSの文字を見つけた。

 シュナイダー(SCHNEIDERS)と言えばローデンコートが有名であり、以前から欲しかったのであるが、残念ながら取扱いはないようであった。代わりに、チロルジャケット等の珍しい上着の品揃えがある。
 そのなかの、コットンジャケットが気になったので、注文した。ドイツ語ではあるが、注文方法は英語圏のサイトと大差はない。

 厚手のコットンツイル地で、色はネイビーのみであった。肩や玉縁の部分には茶色のコットンが使われている。
 着丈は、サイズ48で30インチくらいであろう。裄丈は35インチ程度ありそうである。このバランスから考えて、短めの着丈で着用するのを想定してそうである。
 袖口は、筒袖でボタンが一つ付いている。



 裏地は、肩と腕の部分にのみ付いている。ただ、パッドは入っているのでアンコン仕立てではない。
 裏地部分にはSCHNEIDERSのブランドラベルとフックループが付いている。フックループは耐久性に問題がありそうなので飾りとしてとらえている。


 ポケットは3ポケットでフラップ付き、チェンジポケットと胸ポケットは玉縁仕上げである。


 フックループ付きでフラップポケットという事は、アウトドアでの仕様を前提としているのかもしれない。縫製も頑丈そうである。


 注文から、到着まで2週間程であった。配送はDHLであるので、関税は確定である。
厚手の生地であるので、夏場に羽織るのは厳しいが、春や秋には活躍しそうなジャケットである。

 ちなみに、何故か飴がおまけでついてきた。


 ドイツ人のセンスは謎である。

2012年1月17日火曜日

BOOKSTER〜ツイードのサンプル生地

 以前、BOOKSTERでツイードジャケットをMTOしたが、非常に気に入っている。そこで、次回はノーフォークジャケットに挑戦しようと考えている。
BOOKSTERでは生地のサンプル画像が掲載されている訳であるが、前回の経験から、実物と色味が全く違う事を学習したので、サンプル生地を取り寄せてみた。
 オーダーから1週間程で届いた。1サンプル当たり£0.8(¥100くらいか)であった。

 予想はしていたが、適当に四角に切り取ったような端切れが入っている。ここらへんのいい加減さは相変わらずである。

 BARRA TWEEDは画像と実物で色が全く違う。グレイ系統かと思っていたが実は緑系であった。今ひとつである。



 定番のハリスツイードは、ノーフォークにすると雰囲気が重くなりすぎそうである。






 GLEN TWEEDはなかなか。これで三つ揃えスーツを作ってみたい気がする。

 個人的には、ノーフォークジャケットにするならば、2種のドネガルツイードとジョン・G・ハーディーが良さそうな感じである。





 特に注文はしていないが、裏地も付けて送ってきた。

 今、注文しても完成までには春になってしまうだろう。しばらくはサンプルを眺めて過ごし、今年の夏にでもオーダーしてみたいと思う。

関連項目
関連項目(2012年オーダー分)



2012年1月3日火曜日

チャールズ・ティアウイット(Charles Tyrwhitt)のスーツ(2)

 以前、チャールズ・ティアウイット(Charles Tyrwhitt)のスーツを購入した。価格帯的に、日本のツープライスショップの製品に相当するのだが、そこはかとなく英国的な雰囲気があり、なかなか気に入っている。

 さて、チャールズ・ティアウイットであるが、セパレートシステムを採用しており、ジャケット・トラウザー・ウェストコートを単品で購入できるようになっている。そこで、丁度寒い時期でもあるので、ウェストコートを追加注文してみた。

 予想外の事はおこるもので、到着してみるとボタンの色がジャケットと違っていた。前回オーダーしてから日が経っているので、マイナーチェンジしたのかもしれない。


 このままでは使いづらいので、ボタンを付け替える事とした。せっかくなので、高級ボタンに交換しようと思い調べると、ボタン屋.COMというサイトを見つけた。様々なボタンを扱っており面白い。そこで、本水牛ボタンを注文した。フロントボタン用の2cmのものと、袖とウェストコート用の1.5cmのものである。


 早速、修理店に持ち込み付け替えてもらった。コストは、ボタン代と直し代合わせて7,000円と言ったところであろうか。ボタンの付け替えが意外と高く付く(1個あたり200円ほどかかる)。


 ともあれこれで、晴れてスリーピースとして使えるようになった。

 話は変わるが、ボタンを付け替えてみるとスーツが少し高級になった気がする。10,000円程度は高く見えるであろう。ボタンの付け替えは、手軽にできて有効な改造かもしれない。

関連項目



2011年11月30日水曜日

BOOKSTERのツイードジャケット(5)ー着丈とウェスト

 この2つは、オーダー時にさほど意識しなかった項目である。
 着丈は、長い分にはさほど問題でないだろうと考え、そのままRegularを選択した。これは、明らかに判断ミスである。着丈は、センターボタンの位置・ラペルの折り返し位置・ポケットの位置・ベンツのバランスと広範囲に影響しており、袖丈よりも慎重に決定すべきサイズである。このケースでは、たまたま1サイズ下を選択したため、ジャストサイズであったが、場合によっては後日「お直し」が必要になっていたであろう。
 オーダーの際には、自分のジャケットのサイズを測って、慎重に検討した方が良いと思う。





 一方のウェストであるが、こちらもオプションで絞りを調整できるようになっている。英国のジャケットらしく位置も高めである。
 尚、BOOKSTERの場合はこの絞りは非常にタイトである。サイトの説明書きにも、サイズ42以下のジャケットではジャケットの絞りをきつくするのは「お勧めできない」と記載されている。




 気になって調べてみたが、同サイズ(イタリアサイズの48)のIsaiaでウェスト39インチ、CarusoのDrop7で38インチであった。BOOKSTERのウェスト周りの身幅は18インチであるので、2倍するとウェストは36インチになる。イタリアスーツより5cm程度タイトな計算になる。
 今回のオーダーでも、チェストサイズを1サイズ小さくしたため、ウェストがタイト過ぎる結果となった。サイズの選択ミスが、多くの部分に影響を与える形となってしまっている。


関連項目
関連項目(2012年オーダー分)

2011年11月17日木曜日

BOOKSTERのツイードジャケット(4)ー袖丈と本切羽

オーダーした当時は、袖口をWorking Cuff(本切羽)にしようと決めていたので、袖丈の決定が非常に重要であった。
というのも、袖のボタン位置はバランスのいい配置が大体決まっており、第一ボタンが袖口から3.5cmの位置にあるのが標準であるからだ。
本切羽の場合は袖口にボタンホールが開けられるため、単純に袖丈の詰め出しをおこなうとボタンホールと袖口の位置関係が狂ってしまうのである。
よって、本切羽のスーツの袖丈を直す為には、一度スーツの肩を外して、肩から調整するという大手術が必要になる。リフォーム専門店か仕立て屋への依頼となり、値段も6〜7千円はかかるのではなかろうか。

BOOKSTERの場合、袖丈はShoulder Seam to Cuf(スーツの肩の縫い目から袖口の長さ)である。このときは、手持ちの中で一番丈の合っていると思われるスーツの袖丈をメジャーで測り、袖丈を算出した。Regularでは1インチ長いようなので、Shortを選んだ。昨今は短めの丈が流行しているので、最悪多少短くても何とかなるという計算もあった。
今にして思えば、無用なリスクを冒した物だと思う。空き見せにしておいて、国内のリフォーム店で丈を調整するのが確実であったろう。

BOOKSTERの本切羽はかなり豪快である。ボタンホールを縢った後に、穴をあけているようである。Cordingsのトラウザーも同じ形式のボタンホールであったが、英国ではこういうところが多いのであろうか?



袖口表地の折り返し部分も、日本のものに比べて大きく取ってある。これは、袖をまくったときに映えるようにする為かもしれない。

ともかく、丈は丁度良く仕上がったので一安心である。

関連項目
関連項目(2012年オーダー分)

2011年11月15日火曜日

BOOKSTERのツイードジャケット(3)ーサイズの選択に付いて

なにはともあれ、Chest Sizeが最も重要なので、最初に胸囲を測った。
大分以前になるが、イージーオーダーでスーツを作った事があり、その際のサイズは102cmと記憶していた。
念のため、自分でメジャーで測り直してみると、大体100cm強であったので、まあ信頼性のある数値である。
単位をインチに直すと、1インチ≒2.54cmであるので、


102cm÷2.54cm/in=40.2in
100cm÷2.54cm/in=39.4in


である。今にして思えば、どう考えても40インチを選択するのが妥当であるが、オーダー当時は39インチを選択した。当時、着ていたスーツがイタリアサイズの48であり、イタリアサイズを2倍すると、大体cm表記のChest Sizeになる。そこで、


48×2cm÷2.54cm/in=37.8in


という計算をもとに、38インチと40インチの中間を取った為である。ここは素直に40インチが正解であったと思う。


Chest Sizeが決定したので、BOOKSTERの標準サイズ表で、袖丈と着丈が決まる。
サイズ表は36,38,40というように、2インチサイズで記載されており、奇数サイズの場合は1インチ引いて表を参照するようである。
Chest Size39インチの場合は、38インチの表を参照する事になる。その数値から、長さの調整を行う。



関連項目
関連項目(2012年オーダー分)

2011年11月10日木曜日

BOOKSTERのツイードジャケット(2)

さて、オーダーに限らずであるが、衣類を購入するときに一番問題になるのはサイズである。
日本の場合では、多くはJIS規格によるサイズ表記であり、「5号」・「6号」・「7号」というように身長による基準があって、そこにY体・YA体・A体・AB体というような体形の補正を行う方法が一般的である。


それに対し、UK/USサイズは、胸囲(Chest Size)である。おそらく、スーツは肩で着ると言う考えから、肩幅を良く反映する胸囲を基準にしているのであろう。
そのChest Sizeに対して、Short,Regular,Longというオプションで着丈と袖丈を調整する方法が多いようである。


BOOKSTERの場合、各Chest Sizeに対して、

A.Armpit to Armpit
  脇から脇の距離
B.Across Waist
  胴の幅
C.Shoulder Seam to Cuf
  肩の縫い目から袖口(≒袖丈)
D.Length from collar seam
  襟下からの長さ(≒着丈)
E.Across shoulde
  肩幅
が決定しており、B,C,Dの項目については、±1インチ程度の調整が可能なようであった。


まあ当たり前であるが、自分のサイズが分からない事にはオーダーできないので、まずはサイズの把握をする事にした。


関連項目
関連項目(2012年オーダー分)

2011年11月8日火曜日

BOOKSTERのツイードジャケット

6月末位の話であるが、始めて海外通販に成功した後、その面白さと価格の安さに味を占めて、様々な通販サイトを発掘していた。
調べてみると、「Turnbull & Asser」,「Cordings」,「Hilditch & Key」,「Givan's」など、有名でありながら国内では入手困難な(そして高価な)メーカーが通販に応じている事を知り、わくわくしながらサイトを眺めていたのを覚えている。

せっかくなので重衣料を購入しようと思い、検索に引っかかったのがBOOKSTERである。ネットでのパターンオーダー専門であり、海外の掲示板でも評判が良い。国内でも実際にオーダーした方がいらっしゃるようであった。


HPを覗いてみると、どうやらツイード専門のテーラーらしく、ツイード生地のサンプルが大変豊富である。また、ギャラリーには様々な生地で作ったジャケットのサンプル写真が並んでいる。見ているだけで飽きない。
早速、オーダーして見ようと決意し、いろいろと調べてみる事にした。

関連項目
関連項目(2012年オーダー分)

2011年9月6日火曜日

スーツの個人輸入と関税

帰宅すると、FEDEXから郵便が届いていた。
前回購入した、BrooksBrothersのスーツの分のようである。


例によって、関税額の通知書が付属していたので、前回に習って計算してみる。


まず、今回のスーツの値段であるが、$389であった。個人輸入では、この金額の6割を仕入価格としてみなすのであった。389*0.60=233.4なので、仕入書価格には$233.40が記載してある。


また、輸入時の為替レートは、1$=¥77.22と記載してあるので、税関での申告価格は、$233.40*77.22¥/$=¥18,023である。


通知書によると、ウールのスーツの品目番号は6203.11-200であり、HSコードで調べるとこれは「羊毛製又は繊獣毛製のもので、その他のもの」にあたる。
関税率は、11.2%または9.1%のようである。今回は9.1%計算であった。
よって関税額は、¥18,023*9.1%=¥1,600(100円未満切り捨て)となる。


これで計算が合った。
チャーチの時の関税が、¥8,000に対して¥4,300であったことを考えると、靴の関税がいかに高いかが察せられる。



関連項目

2011年8月28日日曜日

ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)のスーツ

私は、スーツの手入れを怠って、すぐに着つぶしてしまう質なので、どうにも手持ちのスーツが少ない。
そのため、「手持ちが少ない」→「ヘビーローテーションになる」→「すぐに傷む」→「手持ちが少ない」と言う悪循環に陥っていたため、心を入れ替えようと考えている。


何にせよ、スーツの数を増やさないことには(現在3着しかなく、1着は限界寸前である)、状況は変わらないので、スーツを購入した。


いろいろ調べてみたが、ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)の本国サイトがセール中だったため、そこで購入してみた。手順はいつもと同じで、支払先と配送先の住所を登録して、クレジットカード決済である。


そして、届いたスーツがこれである。



ご存知の方も多いと思うが、ブルックス・ブラザーズにはハンド率が高い方から順に、「ゴールデンフリース」、「1818」、「ベーシック」の3ラインがあるが、今回は「1818」ラインを購入した。


通常ではとても手が出る値段ではないので、セール狙いである。
1週間ほどで箱詰めされて届いた。明らかに上質の生地で作られている。しなやかなのに重量感のある、好みのタイプの生地である。
米国製であった。掲示板やブログの情報をもとに推測するとSouthWick製と思われる。


深く考えずに、Madisonモデルを購入したが、かなり寸胴のシルエットである。日本人でそのまま着こなせる人は、あまり居ないのではないかと思う。
直しに出し、胴を詰めることとした。

なお、今回はショートサイズを選択したが、袖丈が若干短い印象を受けた。アメリカのメーカーでは、英国のメーカーのサイズ展開と比べると、袖丈が短めに設定されているようである。次回からはレギュラーで良いだろう。

ちなみに袖は、アンフィニッシュである。



本国サイトで安いとはいえ、いろいろ直すと(特に本切羽にしたりすると)、諸々合わせて1万円弱の追加料金が発生するので、購入の際はそれも考慮されたし。





2011年7月27日水曜日

チャールズ・ティアウイット(Charles Tyrwhitt)のスーツ

先日、チャールズ・ティアウイット(Charles Tyrwhitt)のスーツを購入した。
とは言うものの、明確な決意を持って購入したというよりは、通販サイトでいろいろ試しているうちにオーダー決定されてしまったという方が正確である。

まあ、ちょうどスーツを新調しなければならかったので、良しとしていた。
帰宅すると、そのスーツが届いていた。


生地は値段なりといったところである。ちょうど2プライスストアのスーツと同レベルであろう。裏地はビスコース(Viscose)であるので、ポリエステルよりは多少上等なのであろうか?
裏地の色もなかなかにセンスよく感じる。

実はサイズが一番心配であった。ティアウイットのスーツは説明文に「Working Cuff」つまり本切羽であると書いてある。実際の写真は下、


つまり、事実上袖丈の直しが効かないということである。サイズ表を見ると、レギュラーサイズでSleeve Length(つまり袖丈)が25.4インチすなわち64.5cmである。シャツを買う時も感じたのだが、どうも英国人は腕が長いらしい。そこで、ショートサイズを購入した。

その他、細かい所であるが、お台場仕立てである。しかも継ぎなしなので、贅沢な感じがする。また、フラワーホールの下に止め糸が入っていた。この価格帯のスーツでは、あまり見かけない仕様である。




着心地であるが、セレクトショップで購入したスーツと比べると、腕の動作時に少し窮屈に感じる。とくに腕を上げるときに顕著である。また、総裏であるため夏場は厳しいかもしれない。

さて、肝心の価格であるが、送料とズボンの直し代込みで£220ほどであった。為替相場を考えると29,000円弱であり、ちょうど2プライススーツと同じくらいの価格帯である。送料が£14であるので、ほかのアイテム(ここは本来シャツが有名のようである)と併せて買うのが良いのではないだろうか。フィッティングについては多少ギャンブルになるが、サイズが合えば、まあ買っても損はない値段である。

しばらく着てみて、また評価をしたいと思う。

関連項目