ある日外出から戻ると、上着に動物の毛のような物が大量に付着していた。白く固い毛で猫の物のようにも見える。少し考えて、外出時につけていたマフラーの毛である事に気づいた。アンゴラ混のニットなので毛が抜けたのであろう。悪い事に、着ていた上着というのがバブアーのジャケットであった為、オイルでくっついてしまい取り除くのに大変苦労した。
そこで、普通のマフラーを買おうと思い立ち、いろいろ物色していたところジョンストンズに行き当たった。
ジョンストンズ(Johnstons of Elgin)は1797年創業の生地メーカーでカシミヤやビキューナなどの高級繊維で有名である。またスコットランドの企業らしくツイード生地も得意としている。(そういえば、この間取り寄せたBOOKSTERのサンプルにもここの生地が入っていたような・・・)
ニット製品を手がけ始めたのは1960年代後半からで、こちらの製品も高級品の部類である。国内価格ではなかなか手が出ないので個人輸入と相成った。
今回は、ウール+カシミアのスカーフとラムズウールのスリップオーバーを購入した。
スリップオーバーは色が奇麗なので衝動的に買ってしまった。実物は写真よりも鮮やかに見える気がする。私にはさわやかすぎて、少し合わせづらい。春先にでも挑戦してみたいと思う。
本命のスカーフは我ながら無難なチョイスだと思う。グレー地に白+黄色に見えるが、実際には紫地+白+黄色である。いろいろと合わせやすそうだ。スカーフであるが180cm×30cmの大きさがあり実質マフラーである。薄手なので多少複雑な巻き方も問題ない。
注文は容易く、BillingAddressとShippingAddress、カード番号を入れるだけである。注文から1週間程で到着した。配送業者はDHLである。送料は£20弱であるので、まあ平均的であろう。価格もセール中という事もあり、国内の半額程度であった。もう何色かスカーフを注文するのも悪くないかもしれない。