2013年10月4日金曜日

トリッカーズ(Tricker's)のstow 〜 その2

 Pediwearに注文したトリッカーズ(Tricker's)のstowであるが、1週間程で到着した。
 梱包を解くと、今回購入したのがブーツの為なのであろうが、普通の物よりも少し大きめの靴箱が現れた。青い箱に金色の文字でTricker'sと型押しがしてある。
 トリッカーズの靴を買うのは今回が始めてなので、箱を開けるときは少しワクワクした。

 いつものとおり、靴べらにクリーム・シューキーパーと一通りの小物が同梱してあった。以前は国内店舗で靴を買う事が多かったが、せいぜいクリームをもらえる程度でオマケは少なかった記憶がある。
 海外通販はリスクも大きいが、こういう細かい所のお得感が大きくついつい利用してしまう。

 Pediwearは通常ダスコ社のシューツリーをサービスしてくれる事が多いが、トリッカーズの靴を購入した場合は純正のシューツリーが付く。
 トリッカーズのシューツリーは、エボニー色の木製である。踵の部分はニス塗りで磨いてあり、真鍮色にTricker'sと刻印されたプレートが止めてある。また、つま先から甲の部分に掛けては削ったまま表面処理されていない。吸湿性を考慮しているのだろう。

 つま先部分はとてもボリュームがある。コバの部分が極端に広いのでその分大きく感じるのだと思う。

 こうして写真で見るとドレッシーな感じがしなくもないが、そんなことはなく、レッドウィング当たりのブーツと比べても はるかに野暮ったい雰囲気である。見た目の第一印象は「長靴」である。仕事には絶対履いていけない。
 見た目とは裏腹に、革はビジネスシューズと大差ない。普通のカーフであろう。磨いていけばよく光りそうである。
 今回はダイナイトソールのモデルにしたので、雨の日も気兼ねなく履るであろう。

 購入価格であるがポンド高の上に関税もしっかり徴収されたので、何と6万2000円もかかってしまった。価格的にはかなりの失敗である。国内でセール時にでも買った方が良かったかもしれない。
 まあ今回は、シューツリーの分で元を取ったと思って納得する事にした。


関連項目

2013年9月27日金曜日

トリッカーズ(Tricker's)のstow


 台風が過ぎたころから日を追うごとに気温が下がってきている気がする。もうそろそろ秋も本番である。
 余りの暑さに夏の間はどこに行くにもスニーカーであったが、秋ともなれば革靴の出番である。特に、行楽にと少し遠出して、未舗装の道を散歩するときなどはブーツが欲しくなってくる。

 ブーツとなると真っ先に思いつくのがトリッカーズ(Tricker's)である。いままで購入した事の無いメーカーであり、ラストによってサイズに違いがある事も聞き及んでいた。
そこで、トリッカーズのサイズについて少し調べてみた。

 トリッカーズの公式サイトには、各ラストについての注意書きが載っている。その中でも特に注意するのが次の2種類である。

Last number:4444
  BourtonやKeswickといった有名所に使われているラストである。公式サイトによると通
 常のUKサイズよりもハーフサイズ大きめになっているとのことである。
  つまり購入するときはハーフサイズ小さめを買う必要がある。ただし、幅が広いだけ
 で捨て寸は変わらないとの噂もあるので悩ましい所である。

Last number:2004
  ジョージブーツのLythamに採用されているラストである。ハーフサイズ小さめとの事
 なので要注意ラストである。購入するときはハーフサイズ大きめがいいらしい。そうい
 えばUNION WORKSのブログにもトリッカーズのジョージブーツはハーフサイズ大きめ
 がいいと書いてあるのを見た事がある気がする。

 今回欲しかったのはStowである。これはラスト4497Sであり、公式サイトによると通常のUKサイズと同等で若干余裕のある作りである。
 これであれば問題なさそうなので、購入する事とした。


関連項目



2013年7月10日水曜日

グラミチ(Gramicci)のクロップドパンツ

 先日、久しぶりにアメ横をぶらついてきた。

 ついでにと、お気に入りのグラミチのクロップドパンツを探したのだが、なかなか苦戦した。
 アメリカ屋、玉美、Jalana、ヒノヤといった有名所を中心に回ったのだが、普通のクライミングパンツとショーツは打っているのに、どこもクロップドパンツは扱っていない。

 散々探しまわったあげく、御徒町駅の前にあるOD-BOXというアウトドア店でやっと最後の在庫を発見した。


 本当はNavyが欲しかったのだが贅沢は言っていられない。とりあえず残っていた物を購入した。
 色は現在所有している物と同じである。



 グラミチのパンツは、程よく余裕が有り動きやすく、夏場には重宝する。
 しかも、元はクライミングに使う為なのか、とても丈夫である。

 今年は購入が遅れてしまったが、来年こそは早めに手に入れようと思う。

2013年6月24日月曜日

Sontakuのシャツ

 毎年夏の時期になると麻のシャツが欲しくなる。 本格的に暑くなればポロシャツを着ている事が多い訳であるから、麻シャツの出番などほんの一時ではあると分かってはいるのだが、それでも欲しくなる。

 きっとあの涼しげな質感がいいのであろう。

 ちょうどそのような時期にソンタクというシャツメーカーのサイトを発見してしまい、購入してしまった。
 流石に日本の会社であるので、注文は簡単であった。銀行振込後、翌営業日には発送通知が有りすぐに届いた。


 今回は麻の白を注文した。白といっても漂白されたような純白とは違い若干色がついている。白と生成りの中間ぐらいの色である。

 生地はヘリンボーンで厚みが有る。とはいえ白麻であるので、素肌に着れば透け透けである。縫製は強固でとても丈夫そうだ。 ラベルには"高品質des長持ち"と書いてある。

 今回はミディアムサイズを購入した。サイズは"中"と書いてある。 ラベル部分の日の丸も含め、なかなか遊び心があって面白い。

 ボタンは貝ボタンである。 
 ガゼットも付いている。閂止めがネイビーなのは、タックアウト前提なのかもしれない。

 ボタンダウンシャツであるが背中の部分にフック用のループと、襟にボタンがついている。

 サイズガイドでは、Mサイズは首回り40cmとあるが少しきつめな感じがする。実寸なのかもしれない。胸回りや胴回りもかなりタイト目である。同サイズのブルックスブラザーズよりも1周り細い感覚である。

 1枚9,000円と少しお高いが、まずまずの買い物であった。

2013年6月18日火曜日

バーカー(Barker)のLeybourne

 もう3ヶ月以上前の事になるが、Pediwearで靴を注文した。毎年、梅雨の時期から雨に悩まされているので、その対策の為である。

 雨用であるので、値段が手頃でラバーソールのものをさがしていた。消去法で、価格の安いバーカー製を購入する事にした。



 革質はそれなりであるが、ダイナイトソールで雨に強そうである。
 色は"Conker Brown"となっており、Tanより少し濃いめの茶色である。

 前回購入した同じバーカー製のNairnと比べると、かなりロングノーズである。チャーチのディプロマットよりも長い。履き口にはアデレードタイプの飾りが入っている。


 例によって、オマケが多い。
 シューツリーとクリーム、シューホーン、それにネクタイが付いてきた。


 右足の靴の中にバーカーのロゴ入りのメモ書きが入っている。
 どうやら品質管理責任者の署名のようで有る。Nairnには入っていなかったと思うが、方針が変わったのであろうか。


 今回も前回同様に、Pediwearにもバーカーにも在庫が無かったらしく、注文後作成した模様である。結局2ヶ月くらいかかって配送されてきた。
 その間に、為替レートが不利になってしまったのが、計算違いであった。

 それでも、配送料込みで£167.21である。日本円で¥25,000位であろう。
 オマケの事を考えると、安い買い物であると言えそうである。

2013年5月15日水曜日

チャーチ(Church's)のディプロマット(Diplomat)

 最近は、円安の影響により、海外通販の頻度もめっきり減ってしまった。
 教科書に良く書いてある、自国通貨のレートが下がると輸入額は減少する、という事象を身をもって体験している。

 とはいうものの、物欲はそうそう抑えられる物でもなく、HerringShoesから割引クーポンが送られてきた事も有り、また靴を購入してしまった。1年ぶりくらいである。

 今回購入したのは、チャーチ(Church's)のディプロマット(Diplomat)である。
 以前から欲しかったのだがついに手に入れた。


  全体的に、以前購入したLast73のシリーズよりもハーフサイズ程長いようである。そのためか、ウィズも少し細い印象を受ける。
  雰囲気は、Herring別注のチーニーに少し似ている気がする。

 オマケもいつもの通りであった。
 ただ今回は、割引クーポンを利用したので、シューツリーは無しである。Herringのシューツリーは気に入っているので、少し残念である。

 配送はDHLであった。少し見ない間に配送業者が変わったらしい。関税はいいとしても、よけいな手数料が取られる上、サービスも今ひとつなのでもとの業者に戻してほしいものである。ちなみに追加費用は、諸々込みで8,300円であった。

 これで、チャーチは3足目であるが、まだ何足でも欲しい気がする。対ポンドだけ、為替レートが上昇したりしない物であろうか、とつい思ってしまう。

2013年4月19日金曜日

W.H. Taylor Shirtmakersのシャツ〜その2


 昨年、ヒルディッチ&キーとW.H. Taylor Shirtmakers(旧Coles)のシャツを立て続けに購入した。

 それから一年が経過した訳であるが、着用頻度はW.H. Taylor Shirtmakersの方が圧倒的に高い。
 ヒルディッチ&キーは有名な高級シャツ店の訳であるが、どうしてもW.H. Taylor Shirtmakersの方が上等なシャツの気がしてならない。どうやら、後者の方が私には相性が良いようである。

 丁度、新しいシャツも欲しくなったので、昨年結局試さなかった「White Collar and Cuffs」オプションをオーダーしてみる事とした。
 私の勘が正しければ、クレリックシャツになるはずである。

 例によって、1ヶ月程納期が遅れた後にシャツが届いた。BookSterやヒルディッチ&キーもそうであるが、英国の服屋は納期を守る気がないらしい。

 箱を開けると、予想通りクレリックシャツが収まっていた。


 今回は、ボタン糸のほつれも無い。縫製も丁寧で日本製のといっても通用するであろう。
 色は、細いベンガルストライプと刷毛目の生地を選んだ。なかなか白が映えて良い感じである。

 胴体の部分がもう少し細い方が良かったので、ハーフサイズ落としてネック15.5でオーダーしてみた。前よりも少しシルエットがすっきりしたが、ネックサイズは少しピッタリし過ぎである。ここら辺のサイズ選びは、なかなか悩ましい。

 襟は、前回と異なりカッタウェイを選択した。端正な感じが良いと思う。

 関税はかからず、刷毛目の方が特別価格であった事も有り、£100程度で購入できた。
 決済が2月時点であったので2枚で1万4000円程度であろうか。為替も正常に戻りつつ有り、一時期に比べると、お得感は少なくなった。

 また、思い出したときにでも挑戦してみようと思う。

2013年3月4日月曜日

チャールズ・ティアウィット(Charles Tyrwhitt)のコート

 この時期になると、徐々に暖かい日も訪れる事が多くなり、着ていく物もなかなか悩ましい。
 このような気候のときに活躍するのがスプリングコートである。
 現在は、昨年購入したバブアーのキルティングジャケットを着てみたりするのだが、1着だけでは心もとない。
 マッキントッシュのレインコートあたりが欲しいのであるが、個人輸入を持ってしても高価であり手が出ない。探してみても、似たようなデザインのコートは、以外と扱っていない所が多い。
 ところが、チャールズ・ティアウィットでコットン製のレインコートを扱っているのを発見した。価格も£189と手が出せる範囲の値段である。早速、注文する事とした。

 ネイビーのBonded Raincoatである。Bondedとというのは、どうやら撥水加工したという意味のようだ。確かに水をはじきそうな手触りである。

 裏は水色のライニングである。

 見返しはチェックで、ポケットの縁をはじめとして、同じ柄の生地でパイピング処理がされてある。なかなか洒落ている。


 Made in UKである。メーカーはどこであろうか?
 ここのシャツは中国製になってしまったようだが、ネクタイやジャケット、コートの一部は英国製が残っているようである。

 ついでに、カラースティッフナーも購入してみた。レギュラーカラーとカッタウェイカラー用に、それぞれ1組購入したのであるが、何故かレギュラーカラーの分が2組届いた。しかも、段ボールの内側にテープでとめてあった。流石は英国企業。雑である。


 今回はUK38サイズを注文した。コートである事を考慮してか、ジャケットの38サイズより胸回りに若干余裕がある気がする。
 コートの下に薄手の物を着た場合や、シャツの上に直接着るにはいい塩梅であろう。

 まずまず、納得の買い物であった。

2013年2月12日火曜日

シュミット(Schmidt)のハブダイナモ

 以前、サイクリング中に自転車ライトの電池が切れた事がある。
 土地勘の無い、寂しい場所で、街灯も少なく途方に暮れた記憶がある。それ以来、ライトのハブダイナモ化が懸案事項であった。

 調べてみると、シュミット社のハブダイナモの評判が高いようである。以外と取扱いサイトが少ないが、StarBikeというサイトで販売していた。VAT込みで€199であるので、国内で買うよりも大分お得である。しかも、Wheel building serviceと言う物があり、€25を支払うと、自分で選んだリム・スポーク・ハブでホイールを組み立ててくれる。
 ホイール組が出来ない私のような者に取っては、おあつらえ向きのサービスである。
 そこで、注文してみる事にした。


 商品は、巨大な箱に入って到着した。開けてみると、緩衝材代わりと思われる新聞紙が詰まっている。一見、ゴミのようである。

 「ゴミ」部分を取り除くと、ご覧の通りである。なかなかいい感じである。

 自転車は週末に乗るくらいなので、特に大きなこだわりは無い。700×32Cのタイヤがはまるのが条件である。リムは、そこそこ評判がよく、値段も安いMAVIC OPEN SPORTを選択した。

 今回の主役のハブダイナモである。シュミットのSON Deluxを選んだ。大変美しい。

 今回は、送料込みで3万円程度の出費であった。高価な買い物ではあるが、身の安全を考えれば致し方ない。それでも、国内で購入するよりも安く上がったと思う。

 機会があれば、後輪の方も発注してみたいと思う。


2013年1月7日月曜日

バブアー(Barbour)のインターナショナルジャケット

 最近、自転車で日帰りサイクリングに出かける事が多いのであるが、服装に頭を悩ませる事が多い。

 11月までは、先日購入したフレッドペリーのパーカーを着ていたのだが、この所寒い日が続き、パーカーでは心もとない。
 そこで、保温性に優れたバブアーのホースライディングジャケットを使い始めた。

 このジャケットは優れものではあるのだが、着たまま長時間自転車をこいでいると暑くなりすぎるのと、オイルドジャケットという性質上、風の強い日などは埃まみれになるという問題がある。要するにサイクリングには向いていない。

 そんな折りに、EndClothingでクリスマスセールが始まったので、何と無しに商品を眺めていたのであるが、ちょうどいい物が見つかったので購入した。

 購入したのは、バブアーのインターナショナルジャケットである。ただし、オイルドコットンではなくナイロン製のものである。
 これであれば、軽くて手入れも簡単であろうと考えた。


  裏地にはチェックのコットンが使われている。襟の部分はコーデュロイである。


 素材がナイロンである以外は、通常のインターナショナルジャケットと同じのようである。ポケット部分のラベルも同じ物が使われている。
 腕の付け根部分、丁度脇のした辺りに通気用の穴が設けられている。

 サイズは少し悩んだ。私はUKサイズ38(EUサイズの48)で胸囲は100cm前後である。サイズ表を信じればMサイズが順当であろう。実際、ホースライディングジャケットはMサイズを使用している。
 しかしながら、先日友人の所有する36サイズのビュフォートを着てみたのだが、少しタイトな感じで、ちょうどいい雰囲気であった。これを信じればサイズはSである。

 結局、Pit to Pit(左右の脇の下の間隔)が21インチであるという点から、BOOKSTERの39サイズとほぼ同等の感覚であろうと判断してSサイズを購入した。結果、胸回りは計算通りであったがウェストのベルトはきつめであった。まあ、着れなくはないので問題は無い。

 セールという事もあり、送料込みで£127.83であった。£1=¥140計算でも¥18,000弱である。配送がFedexなので関税が手数料込みで¥2,000程度と予想される。トータル¥20,000弱と考えれば、お買い得であったと言えそうである。


2013年1月3日木曜日

ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)のセール〜2012年冬

 私が愛してやまないブルックス・ブラザーズは、一年中理由を付けてはセールをしている節がある。もちろんほとんどのセールは申し訳程度の割引であるが、サンクスギビングからクリスマスにかけてのそれは別格である。
 ただ、普段からセール情報を頻繁にメールしてくる為、年末セールでもどのタイミングで買えばよいか迷ってしまう。

 今年も危うくダミーのセール情報に踊らされる所であった。
 そこで来年(もう今年であるが)の為にも、11月末からのセールについて記録しておく。

 まず最初にやってくるのは、11月第4木曜日からのセールで、いわゆるサンクスギビングセールである。
 このセールは11月第4木曜日から数日行われ、割引率は15%である。

 次に、12月1日頃から5日間にかけて、日替わりセールが始まる。これはセーター、シャツ、アクセサリ等というように日替わりにセール品が出てくる。割引率は一定ではないようだがそれなりに安い。

 この、サンクスギビングと日替わりセールに付いては、売り切れの心配がある場合を除き「見」に徹するのが良さそうである。クリスマスプレゼント需要を狙ったセールであり、まだ値下げの余地がある。

 その後20日頃にセーター40%引きのセールがあるがこれもダミーである。

 最終的には12月25日に、「Starts Tonight Online  – Save up to 50% during Our Semi-Annual Sale」と題するメールが届きクリスマスセールが始まる。
 内容は、表題の通りに各アイテムが最大50%値引きになり、さらにそこから15%の割引が受けられる。

 エドワードグリーンの靴やオールデンのコードバンを除きほとんどの商品がデフォルトでセール価格になるので、もし買い物をするのであればこのタイミングが最善である。

 そういう訳であるので、もし年末の私がこのブログを読んでいたら、クリスマスまで早まった真似はしないでもらいたいと思う。