2012年3月17日土曜日

ヒルディッチ&キー(Hilditch & Key)のシャツ〜その2

 さて先日、覚えのない郵便不在票がポストに入っていた。その前日にマクロスティのベルトを受け取ったばかりなので、再配達時のものと思ったが念のため問い合わせてみた。すると、どうも別の荷物らしい。
 早速受け取りいくと、箱には「Hilditch & Key」の文字があった。何と発送から二ヶ月掛けてのご到着である。

 中には、注文通り二枚のシャツが入っていた。

 サイズ感が不明だったので、通常のボタンカフの物とSlimFitの物を注文している。通常サイズは、かなり大きい。ブルックスブラザーズのTraditionalFitくらいの、ゆったりした身頃である。SlimFitの方は、まあ普通の国産シャツサイズといったところであろうか。
 裄丈は、オーダー時の入力サイズ+1.5cm程の長さである。スーツを着たときに、カフス部分が袖から覗く分を考慮に入れているのであろう。つまり、スーツの裄丈サイズを入力すればちょうどいい計算になる。やはり、シャツの実測値とスーツの裄丈のどちらを設定するのか良いのかは、オーダーして見ないと分からない物である。

 ボタンはMOP(マザーオブパール)である。BARBAなどのナポリシャツのような厚みはないが、大振りで見栄えがする。前たて部分の補強もしっかりとしてあり丈夫そうだ。

 基本的にマシンメードのスタンダードな作りで、イタリアシャツのようなハンドのギミックはほとんどない。ただ、RegularFitの方にはガゼットが付いていた。また、裄丈の直し等、若干雑な部分はある。察するに頑丈さ優先で作っているのだろう。
 ちなみに丈は相当長い。裾が太ももの半ばまで伸びている。流石は正当な英国シャツである。ヒルディッチ&キーのシャツでそんな事ををしようとする方はいないとおもうが、裾出しで着用する事は、とても出来ない。

 生地は素晴らしい。白のポプリンと青のEnd-on-End(刷毛目)を選んだのだが、刷毛目の生地がこんなに良い物とは思わなかった。

 セール品であるので、裄丈の直し代込みで1枚£63であった。直し代が£9であるのと、直しが若干雑であるので、国内で直しても良かったかもしれない。それでも円高もあり、送料込みで1枚当たり8,000円弱であるので、いい買い物であったと言えよう。
 なにより、あきらめかけていた物が思いもかけず手に入るのは、うれしいものである。

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