2023年6月21日水曜日

【ミニマルなワードローブを作る】スーツかジャケットか、それが疑問ということ

  手始めに、仕事用の服について、自分なりの最小構成を考えてみたいとおみます。普段着と違って仕事着は、ある程度職場のルールというものがあるので、考えやすいんですね。多少の制限はあったほうが物事の見通しは良くなりますね。


1.まずはルールを確認

 仕事着のドレスコードは会社によって千差万別なので、これだけ服をそろえれば十分というのは一概には言えませんね。ちなみに私の職場ルールは

 ・夏場はノーネクタイ・ノージャケットOK。
 ・冬場はネクタイ必須。ジャケパンスタイルOK
 ・デニムなど明らかにカジュアルなものはNG。
 ・靴は原則革靴と思われるが、レザースニーカーなら履いていてもおとがめなし

 となってます。割とよく見かけるタイプの職場かと思います。

2.では、どんな方針で行くか

 大げさに方針といいましたが、要するにスーツなのかジャケパンなのかということです。
 これは迷わずにジャケパンスタイルでいいと思います。スーツのかっこよさは捨てがたいのですが、ワードローブをミニマムにするという観点では、ジャケパンのほうが合理的です。
 ジャケパンスタイルの利点として
 
 ・着こなしの幅がスーツに比べて広い
 ・上下がそれぞれ交換可能
 ・普段着として使いやすい

 という点があると思います。

3.着こなしの幅が広いとは

 これは、スーツ3組とジャケパン3組を持っていた場合の組み合わせの問題のことです。スーツというのは上下一組で見栄えがするように仕立ててあるので、ばらしてジャケットやパンツとして組み合わせるとちぐはぐな感じに見えてしまうんですね。
 スーツ3組は3通りの着こなしになりますが、ジャケットとパンツを3着ずつ持っていれば、うまくすると9通りの着こなしができます。

4.上下が交換可能

 スーツは上下のどちらかが傷んでしまうと、先に挙げたのと同じ理屈で使えなくなってしまいます。特に上衣はそうですね。対策として、傷みやすいパンツを2枚とか買っておくわけですが、それではミニマムとは言えません。
 はぐれたスーツの上衣を、ジャケットとして仕立て直してもらう手もあります。でもそれなら最初からジャケットでいいかなと思うわけです。

5.普段着として使いやすい

 まあ、お題目の通りです。ちょっとおしゃれな休日のお出かけ着として使えますし、デニムやTシャツ・ニットなどとも合わせやすいですしね。何より、休日にスーツを着るのはどうも気が進みません。

結論.原則ジャケパン方針で

 といわけで、私の場合はジャケパンスタイルが性に合ってるように思います。ただスーツがダメというわけではないんですね。何よりかっこいいですし。仕事上スーツを着なくてはいけない場面ももちろんあります。この辺りは白黒の世界ではなくバランスの問題ですね。
 それでも、原則ジャケパンスタイルというのは理にかなってると思いますし、じゃあどんなラインナップにすればいいのかは、今後考えていきたいと思います。











2023年6月19日月曜日

【ミニマルなワードローブを作る】まずは過去の反省から

  さて、ワードローブを再構成するにあたって、今まで繰り返してきた失敗について考えてみました。せっかく買ったのに、着なくなってしまった服。逆に、お気に入りのいつも着てる服。条件を整理して思い返してみようというわけです。


1.サイズがあっていない

 とにかくこれが重要ですね。サイズがあってないと、どんなにおしゃれな服だろうと、似合いません。ファッションの本には必ずと言っていいほど、サイズを合わせろと書いてあるんですが守れないんですよね。
 通販なんかだと、試着しないのでサイズが合うかどうかはギャンブルだし、店頭で試着しても、その場の雰囲気と店員の言葉でつい妥協してしまいます。
 

2.柄物

 私には柄物は着こなせない。これは、さんざん服にお金をつぎ込んで得た教訓です。ストライプ・ハウンドトゥース・チェック、様々な柄に挑戦したのですが、どれもしっくりこないんです。柄物を着こなしている人を見ると、うらやましくなります。
 結果、いつも着ているのは無地のものばかりです。

3.暖色

 これも柄物同様全くダメです。茶やオレンジなどのように、赤味や黄色味のは言った色は、こう顔が浮き上がるような印象になって、ぼんやりとした印象になってしまいます。逆に暗めのブルー系統はそこそこ似合っているように思えます。肌の色とか関係してるんだろうなと思います。

4.ローコントラスト

 明るさの近い色でまとめると、印象がいまいちです。ベージュ系のグラディエーションなんか、最悪ですね。いつかまたブログ書こうと思うのですが、肌の色と髪の毛の色のコントラストがその人に似あう、コーディネートのコントラストになりやすいようなので、この点は意識していきたいですね。そういう意味では、もっと年を取って髪の毛がグレーになればローコントラストのコーディネートも似合うようになるかもしれません


結論.洋服の通販は慎重に

 サイズを把握しているリピート品以外は、通販で服を買うのはやめようと思ってます。多少割高になろうとも、店舗で試着して買うのが結局のところ安上がりです。とくにジャケットはそうですね。まあ、当たり前ですが。こんなことに気づくのに、多大な時間とお金をかけてしまいました。


【ミニマルなワードローブを作る】服はたくさん持ってればいいわけじゃあないなと思う

  みなさまはクローゼットに収まり切れないくらいに服を抱えて困ってはいませんか?私は物を捨てるのが苦手な性分なうえに、気に入った服をすぐに衝動買いしてしまっていたので、ずっとクローゼットがパンパンでした。

 クローゼットがいっぱいだと、いいことが一つもありません。ざっと考えただけでも3つぐらい問題を抱えてました。


1.服が傷みやすくなる

 クローゼットの中は、湿気がたまりやすいんですね。扉を開けるたびに少しむわっとした感じの空気が流れてきます。服に良いわけありませんね。また服を詰め込んでしまうと、どうしても変な癖がついたり、こすれたり、油断してると折り目がついてしまったりとろくなことがありません。私はジャケットのポケットフラップをよく折り曲げてしまっていました。

2.洋服の管理ができなくなる

 まあ、人間の時間と能力には限界がありますから、1着1着の管理はおろそかになっていました。服でいっぱいの様子を見るだけで嫌になってしまうんですね。自分で買ったのにそれを忘れて埋もれている服もあったりしますしね。結局、いつも着ている服と使われないまま眠ってしまう服に分かれてしまいました。せっかく着てみたい服を買ったのにね。

3.おしゃれをしなくなる

 そんなわけで、ワードローブをしみじみと見なくなるわけで、普段着ているものがパターン化されてしまうんですね。しかも、その服の手入れが行き届いてないという。服を買いすぎたために、逆におしゃれしなくなるという本末転倒なわけです。

結論.じゃあどうすればいいんだい

 で、思いついたのがタイトルにもあるように、ミニマルなワードローブを作るということです。ミニマリストっていますよね。そのミニマリストの動画を見ているうちに、少しいいなあと持ったわけですね。物が少なければ管理が行き届きますし、その少ないもののクオリティをあげられるわけです。理にかなってますね。
 もちろん、ミニマリストほど突き詰めたことをするつもりはありません。自分なりの最小構成ワードローブを探っていこうと思う次第です。
 




2015年1月19日月曜日

金子眼鏡店の眼鏡

 福井県の鯖江市と聞いて、すぐに何の話かピンとくる方は、なかなかのメガネ通であろう。

 鯖江は、イタリアのベッルーノおよび中国と並ぶメガネフレームの生産地で、世界のメガネフレームシェアの20%を占める位置に居る。

 この鯖江は、ここ最近苦境にある。
 技術力こそ高かったものの、OEMへの対応が中心で独自のブランドを持っていた訳ではない。価格競争では中国には勝ち目が無い。
 もともと販売サイドの力が強い業界である。中国製の生産技術が上がって、生産地の切替が始まれば、俄然経営は苦しくなる。

 さて、ここ数年眼鏡店等で、この鯖江の名を目にする事が多くなったように思える。生き残りを掛け、鯖江ブランドとして独自の地位を築く為に必死の様子である。ベッルーノは、デザイン力を活かして高級化路線で成功している。製造技術の高い鯖江が同様の道を辿るのは自然な事である。

 金子眼鏡店は、その鯖江製メガネフレームを販売している店舗である。店に入ると、クラシカルなメガネフレームが並んでいる。
 今回は、そのフレームの中から、井戸多美男作のラウンドフレームを購入した。


 色はマットゴールドである。肌色になじみやすく、ラウンドフレームにしては主張が控えめである。
 このメガネがクラシックな雰囲気を出している要素の一つが、鼻掛け部分である。
 通常ここはプラスチック製の鼻パッドが付くのであるが、このメガネはブリッジの湾曲部分を鼻にのせてメガネを支える形式になっている。
 いわゆる一山といわれる意匠である。この部分には、滑り止めのシリコンを接着してある。一山の最大の利点はメンテナンスのしやすさである。鼻パッド部分に汚れがたまる事が無い。ただし、一日メガネをかけていると、鼻に一筋の跡がつく。



 こちらは蝶番部分で、メガネ唯一の可動部分である。
 個人的には、ここの出来具合の善し悪しに、制作者の技術が出ると思っている。
 この、「井戸多美男作」はこの部分がカチッと決まっており、当然がたつきもない。非常に美しい。機能美というやつであろう。

 価格は当然ながら高価である。フレームだけで3万円以上する。
 中国製のそこそこの品質のフレームがレンズ付きで1万円で買える時代である。パッと見には全く分からないような微妙なニュアンスに3倍以上のお金を払うのはナンセンスと思えるかもしれない。
 それでも私は、この買い物に満足している。安いメガネの購入を数回我慢して、一流のメガネを身につける方が、満足度が高いと思えるのである。

2014年12月4日木曜日

バブアー(Barbour)のインターナショナルジャケット〜その2

 最近、めっきりと円安が進んでしまい、海外通販のうまみもだいぶ小さくなってきた。
 加えて、ここ2、3年は欲望のおもむくままに買い物を繰り返して来たので、海外通販熱もすっかり冷めて来ていた。

 それでも喉元すぎればというやつで、寒さが厳しくなるにつれ、何か気軽に羽織れるアウターが欲しいと考えるようになっていた。
 そうなってしまうと我慢が効かない。仕事中も何を買おうかと思い悩む始末である。
 精神衛生上良くないので、久しぶりに通販をする事にした。

 冬のアウターと言えば千差万別で、様々なレパートリーがあるが、気軽に羽織れて、軽くてあったかいとなると、キルティングジャケットが思い浮かぶ。
 キルティングジャケットといえばラベンハムとなるところだが、たまたま見つけたバブアーのものが気に入ってしまったので、そっちを買う事にした。


 今回購入したのは、バブアーのインターナショナルジャケット、スティーブ・マックイーンコレクションから、ライダーズジャケットである。


 裏地はフリースになっており、とても暖かい。襟元にチンストラップが付いており、程よいアクセントになっている。


 以前にも、ライダーズジャケットを購入したのであるが、予想以上にタイトな作りで難儀した記憶がある。その反省を生かし、今回は1サイズ上のMサイズを購入した。
 私は、チェストサイズが100cm弱であるが、シャツの上の直接羽織る事にすれば、ちょうど良い大きさであった。
 ライダースジャケットらしく丈は短めで、全体的にタイト目な作りである。日本人の体型に合うのではないだろうか。

 ジーンズの上に襟を立てて来てみると、少し若返ったような気分にさせてくれる。
 久しぶりの買い物は大成功であった。また、通販熱がぶり返しそうである。


2014年4月21日月曜日

ラルディーニ(LARDINI)のコットンジャケット

4月になると寒さも緩み、ジャケットを着ているだけでも汗ばむような日も出てくる。

 昨年の春夏は、背抜きのジャケットを適当に着回していたのだが、ローテーション的にかなり無理があった。そこで、1着新調する事にした。

 実はジャケットを購入するにあたって、以前より目を付けていたサイトがあった。
eHABERDASHER」である。

 「eHABERDASHER」は「ShopTheFintest」を利用した際に、見つけたサイトである。
取扱商品は「ShopTheFintest」に近く、イタリア系のブランドを多く取り揃えている。おなじみのBARBAやINCOTEXもある。
 ただアイテムの検索機能については、「ShopTheFintest」のほうが使いやすく、絞り込みが容易であったため、「eHABERDASHER」を利用する機会が無かった。
 ところが、スポーツコートに付いては「eHABERDASHER」のほうがリーズナブルであり。今回利用するに至った。

 注文から到着までは1週間ほどであった。配送業者はUSPSらしく、日本国内では郵便局からの配送であった。

 今回購入したのは、ラルディーニのコットンジャケットである。
 遠目にはグレー地にサックスブルーのウィンドペーン柄で、おとなしめの雰囲気である。

 しかし、近くで見てみると斑状に白が入っており、少しコーディネートが難しそうである。

 裏地無しのアンコン仕立てであるにも関わらず、至る所に手がかかっている。流石はイタリア製である。
 上襟にはヒゲが入っている。ポケットもバルカポケットである。

 ラペルを始め至る所にステッチが入る。本当に手が掛かっている。

 生地は目の詰まったコットンであり、予想以上に重量感がある。真夏に着るには少し厳しいかもしれない。
 また、ウェストが少しゆったり気味で、袖丈が大夫長い。お直しは必須である。

 価格は$300程であった。送料が意外に高く$50弱取られるがトータルでも3.5万円程の計算である。
 この値段であれば、納得の買い物であった。

2014年1月22日水曜日

シュナイダーズ(Schneiders)のチェスターフィールドコート

 一時期に比べると大分円高も進んできた。
 特にポンドの上昇が著しく、英国製品好きにとってはつらい状況である。

 そのような訳で最近は海外通販を控えてきたのであるが、本格的な冬を迎え、新しいコートが欲しくなってきたので久しぶりに海外サイトから購入してみる事にした。
 ちょうど、以前に一度利用した「Just4Men」というショップで良さそうなコートを発見したので、それにした。

 今回購入したのは、シュナイダーズのチェスターフィールドコートである。

 シュナイダーズといえば、ローデンコートで有名なオーストリアのメーカーである。
残念ながら「Just4Men」では、ローデンコートの取扱いは無かった。

 なかなか丁寧な作りで、ラペルの部分にはステッチが入っている。ボタンホールもずいぶんと丁寧に作ってある。

 裏地はビスコースである。以前購入した「BOOKSTER」の裏地もビスコースであったが、それよりも滑りがよい。ポケット周りは、きちんとパイピングもしてある。

 生地は、ウールとナイロンの混紡である。その比率は8:2で、これはグローバーオールのダッフルコートと同じである。この比率に何か秘密があるのかもしれない。
 生地の質感はメルトン生地に近い。ただしダッフルの生地のような堅牢さは無く、軽く柔らかな感じである。この生地でジャケットを作っても、問題なく軽快に羽織れるレベルである。
 サイズは48を購入したが、かなりタイトである。コートだからと大きめに作っているという事はなさそうである。スーツの上に着るなら1サイズ上が良かったかもしれない。また、袖丈はかなり長く、調整が必要である。

 今回はVAT込みで299ユーロで購入した。日本円に直すと、関税等込みで4万円弱である。ユーロはポンド程の高騰はしてないので、まずまずの価格で手に入れられた。購入から到着まで2週間弱であった。

 久しぶりの個人輸入になったが、やはり、海外サイトでの買い物は楽しい。
また、余裕のあるときにチャレンジするつもりである。