コーディングス(Cordings)といえば、イギリスのカントリーウェアの老舗中の老舗である。創業は1839年なので、日本では天保年間に当たる。丁度、蛮社の獄などのあたりであろう。当時の英国がどのような状況であったのかはピンとこないが、コーディングスのページによると、ディケンズがニコラス・ニクルビー(Nicholas Nickleby)を出版した年だとのことで、さぞかし雑然としていたと思われる。
知らなかったのだが、現在のオーナーはあの「エリック・クラプトン」になっており、コーデングスのページに行くとコーディングスのネクタイを着けてコンサートをするクラプトンの写真が掲載されている。
さて、コーディングスもネット通販を手がけており、クレジットカードで比較的簡単に個人輸入ができるようになっている。
品揃えも魅力的で、カントリーウェアの老舗らしく、ツイードやコーデュロイなどの製品が充実している。ついつい訪れて、チェックしてしまう魅力的な品揃えだ。
そのコーディングスで、2本トラウザーズを購入すると25%割引キャンペーンを行っていたので、早速注文してみた。1本は11畝のコーデュロイである。写真はダークブラウンに移っているが、実際はもう少し赤みがかったブラウンである。
ボタンフライである。生地もボタンも上質な感じがする。ただ、裏地はないので真冬には少し寒いかもしれない。英国の冬は日本より厳しいはずだが、英国人はこれで大丈夫なのだろうか。
ポケット裏には、コーディングスのロゴが入っている。
早速履いてみたのだが 、ボタンフライがいかにも固い。最初は、慣れないので手こずっているのだろうと思い、10分ほど格闘したが、ボタン1個も閉められない。そこで、1度脱いでよくよく観察してみた。
・・・・・・!
ボタンフライの穴が開ききっていない。裾をアンフィニッシュでオーダーしたが、ボタンホールまでアンフィニッシュとは予想外であった。
中途半端にもほどがある。少し笑えたので、写真を撮っておいた。
まあ、これでは閉じられる訳がない。とりあえず、ハサミで穴を広げて事なきを得た。
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