2012年12月18日火曜日

Made in Scotlandのアランセーター(2)

 ScotWebで注文したアランセーターは、基本的に日本まで無料配送、配送期間30日である。ただ、有料オプションで配送期間を縮める事が出来る。
 今回は待ちきれないので、£21の有料15日デリバリーオプションを付けてみた。

 配送はRoyalmailであった。少し大きめの袋に入れて配送される。関税は無かった。



 アランセーターらしい、ローゲージのざっくりとた雰囲気である。若干油分が残っておりウールの質も良さそうである。実際に着てみるととても暖かい。
 全体的にタイトフィット気味である。通常はウェストや腕の辺りがダブつくのであるが、このセーターはそのような事は無い。
 とくに、腕の部分のフィット間は素晴らしく、動きやすい。

 タグには編み手と思われる人物の、サインとおぼしき物が書かれている。おそらく、1人で編み上げるのであろう。

 価格は£133であった。到着を急がなければ¥18,000で、このクオリティの製品が手に入る事になる。手編みでかつMTOである事を考えると破格と言えよう。
 流石にニットの本場は奥が深いようである。


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2012年12月13日木曜日

Made in Scotlandのアランセーター


 昨年の暮れの頃、ウェストコートが欲しくなり、例によってWeb上を物色していた。
 BOOKSTERにオーダーしてしまえば確実なのであるが、ツイード以外の生地も検討してみたいと思い調べていたのである。

 そのなかで、好みのタータン生地でウェストコートをオーダーできるサイトを発見した。それがScotWebである。
 そのときはなんとなく注文しなかったのだが、今年に入ってサイトを詳細に眺めていると、タータンファブリックとともにニットにも魅力的な商品が多いのが分かった。
 ScotWebのサプライヤーを見てみると、ジョンストンズ(Johnstons of Elgin)ピータースコット(Peter Scott)・ウィリアムロッキー(William Lockie)といった有名所が並んでいる。
 どうやら、その名の通りにスコットランド系のブランドに強いらしい。

 ここは製品在庫を持たない事が多いらしく、アランセーターの場合は発送まで8週間を要求される。
 注文が決まると、スコットランド在住のWonderful Ladiesに外注に出し、60時間かけて編み上げるとの事である。 つまり手編みセーターのMTOという訳である。


 支払いもPayPalで完結でき、アカウント登録にも面倒な点はなかった。配送期間が長くなるが、送料無料で取り寄せも可能である。

 暖かいセーターが欲しかったのと自分サイズの在庫があったので、注文してみる事にした。今回はアランセーターをオーダーした。


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2012年12月6日木曜日

BOOKSTERのコーデュロイジャケット(2)

 さて、BOOKSTERでオーダーする際の楽しみは、豊富なオプションである。
 今回も、いろいろと追加してみた。

 カントリー調のジャケットではおなじみのスロートタブである。去年オーダーした際にも付けている。
 襟の裏側にはボタンがついており、ストラップとして機能するようになっている。とはいえ、実際に使用した事はない。ラペルはとても広い。


 裏地はネイビーを選んだ。BOOKSTERの裏地は質感がよく、なかなか気に入っている。

 ボタンはシルバーボタンを選んだ。袖口はお約束の本切羽である。ボタンホールは相変わらず雑である。ボタンの間隔はイタリア系のジャケットに比べ広く取ってある。そのため、ボタンがとても目立つ。


 英国のジャケットの特徴と言えばチェンジポケットである。使用頻度は低いにも関わらず選択してしまった。こうしてオーダー価格が上がっていく。

 8畝のコーデュロイに広いラペル、さらに今回はサイズが大きめという事もあり、良い意味でとても野暮ったい。まさにカントリージャケットである。
 とりあえずは、体に馴染むまでヘビーローテーションで着てみようと思う。

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関連項目(2012年オーダー分)




2012年12月4日火曜日

BOOKSTERのコーデュロイジャケット

 先日帰宅すると、不在票がポストに入っていた。英国からの荷物のようである。
 すぐには何の件であるか分からなかったのであるが、郵便局に受け取りにいく途中で思い出した。初夏の頃に注文したBOOKSTERのジャケットである。
 受け取ってみると、案の定「BOOKSTER」からの荷物であった。


 6月後半に注文して、12月到着なので約5ヶ月の納期である。去年は4ヶ月程で届いたが、今年は現地でオリンピックも開催された事であるし、多少の納期延長は致し方ないであろう。
 袖を通してみた第一印象は、「鎧」である。


 とにかく重い。昨年のツイードジャケットは17〜18オンスの生地を選んだのであるが、サイズアップをした事もあり、持ってみるとそれよりも重く感じる。また生地も堅く、こなれるには相当の時間を要すると思われる


 さて、肝心のサイズである。
 注文時には、前回のジャケットはウェストの絞りがかなり強かった印象があり、また当時のブログにも、ウェストがきついのでサイズアップを行うべしとの記述があった。そこで、1インチ大きめのサイズ40で注文していた。
 理論上は今回のジャケットは、ちょうど良いサイズのはずであるが、残念ながら若干オーバーサイズ気味である。
 そういえば、去年あれほど窮屈に感じた、BOOKSTERのツイードジャケットが、今年は程よいフィットに感じられる。着ているうちに体に馴染んだようである。

 以前読んだ本に、「英国の服は購入時点では未完成品で着込んでいくうちに体に馴染んで完成品となる」というような内容の一節があった気がするが、BOOKSTERの服はそれを体現しているようにも思える。


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関連項目(2012年オーダー分)