2012年1月30日月曜日

ジョンストンズ(Johnstons of Elgin)のニット

 ある日外出から戻ると、上着に動物の毛のような物が大量に付着していた。白く固い毛で猫の物のようにも見える。少し考えて、外出時につけていたマフラーの毛である事に気づいた。アンゴラ混のニットなので毛が抜けたのであろう。悪い事に、着ていた上着というのがバブアーのジャケットであった為、オイルでくっついてしまい取り除くのに大変苦労した。
 そこで、普通のマフラーを買おうと思い立ち、いろいろ物色していたところジョンストンズに行き当たった。

 ジョンストンズ(Johnstons of Elgin)は1797年創業の生地メーカーでカシミヤやビキューナなどの高級繊維で有名である。またスコットランドの企業らしくツイード生地も得意としている。(そういえば、この間取り寄せたBOOKSTERのサンプルにもここの生地が入っていたような・・・)
 ニット製品を手がけ始めたのは1960年代後半からで、こちらの製品も高級品の部類である。国内価格ではなかなか手が出ないので個人輸入と相成った。

 今回は、ウール+カシミアのスカーフとラムズウールのスリップオーバーを購入した。
スリップオーバーは色が奇麗なので衝動的に買ってしまった。実物は写真よりも鮮やかに見える気がする。私にはさわやかすぎて、少し合わせづらい。春先にでも挑戦してみたいと思う。

 本命のスカーフは我ながら無難なチョイスだと思う。グレー地に白+黄色に見えるが、実際には紫地+白+黄色である。いろいろと合わせやすそうだ。スカーフであるが180cm×30cmの大きさがあり実質マフラーである。薄手なので多少複雑な巻き方も問題ない。

 注文は容易く、BillingAddressとShippingAddress、カード番号を入れるだけである。注文から1週間程で到着した。配送業者はDHLである。送料は£20弱であるので、まあ平均的であろう。価格もセール中という事もあり、国内の半額程度であった。もう何色かスカーフを注文するのも悪くないかもしれない。

2012年1月26日木曜日

英国製小物類を個人輸入

 普段、紺や茶系の地味目な靴下ばかりを履いているのだが、流石に最近飽きてきてしまった。丁度、ビジネス用の靴下が何枚かすり切れてきたので、何枚か新調することにした。
 例によって、SierraTradingPostでパンセレラを物色していたのだが、ここは送料が¥3,000程度〜と割高のため小物類の購入には向かない。そこで今回は、WoodsOfShropshireというサイトで購入した。価格はシエラよりも若干高い気がするが、送料が£5と割安なため小物類には最適である。
 注文当日に配送連絡があった。HerringShoes並みのレスポンスである。注文から5日程度で到着した。

 今回は、アルバートサーストンの(Albert Thurston)のブレイシーズと靴下を購入した。関税は無しである。きっと靴下ごときに課税する気にならなかったのだろう。
アルバートサーストンは£40であったのでつい購入したが、国内で販売している物よりもチープな作りである。正直失敗であった。



 コーギー(CORGI)の靴下は、今回が始めての購入である。パンセレラより若干値段が高いのだが、実物を手に取ってみると納得である。厚手で大変丈夫そうだ。アルバートサーストンを止めにして、こちらをもう少し買えばよかった。

 パンセレラ(PANTHERELLA)はエジプト綿100%の物を購入した。見るからに高級感がある。1足¥1,500程度なので、国内で買うよりは大分安く上がったと思う。


 ビエラ(Viyella)は生地やビエラ地のシャツで有名だが、今回は靴下を買った。WOOL+NYLON生地でコーギーよりも、かなりリーズナブルである。しっかりした手触りでなかなか良さそうである。掘り出し物かもしれない。

 WoodsOfShropshireでは始めての購入であったが、配送がはや買ったりPayPal対応であったりとなかなか使い勝手がよい。ほかにも面白そうな小物を扱ってそうなので、また利用してみたいと思う。

2012年1月17日火曜日

BOOKSTER〜ツイードのサンプル生地

 以前、BOOKSTERでツイードジャケットをMTOしたが、非常に気に入っている。そこで、次回はノーフォークジャケットに挑戦しようと考えている。
BOOKSTERでは生地のサンプル画像が掲載されている訳であるが、前回の経験から、実物と色味が全く違う事を学習したので、サンプル生地を取り寄せてみた。
 オーダーから1週間程で届いた。1サンプル当たり£0.8(¥100くらいか)であった。

 予想はしていたが、適当に四角に切り取ったような端切れが入っている。ここらへんのいい加減さは相変わらずである。

 BARRA TWEEDは画像と実物で色が全く違う。グレイ系統かと思っていたが実は緑系であった。今ひとつである。



 定番のハリスツイードは、ノーフォークにすると雰囲気が重くなりすぎそうである。






 GLEN TWEEDはなかなか。これで三つ揃えスーツを作ってみたい気がする。

 個人的には、ノーフォークジャケットにするならば、2種のドネガルツイードとジョン・G・ハーディーが良さそうな感じである。





 特に注文はしていないが、裏地も付けて送ってきた。

 今、注文しても完成までには春になってしまうだろう。しばらくはサンプルを眺めて過ごし、今年の夏にでもオーダーしてみたいと思う。

関連項目
関連項目(2012年オーダー分)



2012年1月16日月曜日

グレンソン(GRENSON)のアルバート(Albert)

 個人輸入に手を染め出してから、バブアーグローバオールまた先日購入したBOOKSTERなど、休日に英国調の服を着る機会が多くなってきた。今までは、シャンボードが非常に万能であり、何にでももよく合うので休日はそればかり履いていたのだが、所持品を鑑みて英国製のカントリーシューズに手を出したくなった。


 カントリーシューズといえば、通常トリッカーズあたりが第一候補に上がる訳であるが、今回はたまたま、Pediwearで出ていたグレンソンのフルブローグが良さそうだったので購入した。値段もトリッカーズの半額程度である。
 注文から1週間程で届いた。残念ながら、箱の表面にデカデカと関税通知書が貼付けてある。関税額は¥4,900+郵便局の手数料¥200で¥5,100であった。

 色はRoseWoodである。Pediwearの参考画面ではかなり赤みがかっていたが、実物はもっと落ち着いた色である。赤みの強いマロンといったところであろうか。セール品なのでシューツリーはサービスしてもらえず、シューホーンとポリッシュがおまけでついていた。

 サイズは8.5Gである。履いた感触はチャーチの73LAST 8.5Gが一番近く羽根の閉じ方も同様である。だだ、ヒールの部分はチャーチよりも浅い気がする。くるぶし部分が当たらないので大変助かる。見た目はチャーチのブリスベンよりも少し細身な感じがする。

 トゥはラウンドトゥで穴飾りも大きい。ソールはダブルソールでなかなか迫力がある。ジーンズによく合いそうだ。
 色が特殊なので、クリームはどれを使うのか悩ましいが、当面はニュートラルかマホガニー当たりで磨いてみたいと思う。



2012年1月12日木曜日

ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)のセール

 欧米のサイトでは、クリスマスを過ぎた当たりから、そこかしこでアフタークリスマスセールが始まる。サンクスギビングセールからクリスマスまでの間に売れ残った商品の処分も兼ねているらしく、やたらと割引率が大きい製品もある。
 ブルックス・ブラザーズも大体的にセールを行っていたので、早速購入した。

 今回は、定番のボタンダウンシャツとデニムを買ってみた。ボタンダウンシャツはClassic All-CottonのExtra-Slim Fit である。
 通常のブルックス・ブラザーズのシャツは胴回りがやたらとルーズであるが、このExtra-Slim Fit はかなりタイトである。同じネックサイズの鎌倉シャツのスリムフィットよりも細身で、ほとんどセレクトショップのイタリアシャツのような趣である。
 また、ブルックス・ブラザーズの廉価なラインのシャツは、現在ほとんどが東南アジア製であるが、このClassic All-Cottonラインのボタンダウンシャツは「MADE IN U.S.A」である。価格は、4枚で40%OFF+期間限定20%OFFで1枚当たり$38.5程度であった。1枚¥3,000を切るというトンデモ価格である。おもわず必要以上に買ってしまった。

 さてもう一つは、以前から狙っていたブルックス・ブラザーズ別注のLevi's501である。こちらも通常$148のところを$88(¥7,000)程度で購入した。価格的にはさほど安い感じはしないが、実はこのジーンズも「MADE IN U.S.A」である。

 まあ、品質的には通常品と変わらないのであろうが、満足度は高い。ただし、2つ計算違いをした。
 1つはウェストサイズである。普段、1サイズ下のLeeの101Zを使っているのだが、それよりもきつい。表示サイズ+2サイズでちょうどいい感じかもしれない。
 もうひとつは、これである。


 確認を怠ったのが悪いが、ボタンフライであった。ウェストがタイトな上このタイプは慣れていないので、とてもボタンを締めにくい。

 うーむ、致し方ない、ちょうどいい機会なので、ダイエットでも始めようと思う。

2012年1月3日火曜日

チャールズ・ティアウイット(Charles Tyrwhitt)のスーツ(2)

 以前、チャールズ・ティアウイット(Charles Tyrwhitt)のスーツを購入した。価格帯的に、日本のツープライスショップの製品に相当するのだが、そこはかとなく英国的な雰囲気があり、なかなか気に入っている。

 さて、チャールズ・ティアウイットであるが、セパレートシステムを採用しており、ジャケット・トラウザー・ウェストコートを単品で購入できるようになっている。そこで、丁度寒い時期でもあるので、ウェストコートを追加注文してみた。

 予想外の事はおこるもので、到着してみるとボタンの色がジャケットと違っていた。前回オーダーしてから日が経っているので、マイナーチェンジしたのかもしれない。


 このままでは使いづらいので、ボタンを付け替える事とした。せっかくなので、高級ボタンに交換しようと思い調べると、ボタン屋.COMというサイトを見つけた。様々なボタンを扱っており面白い。そこで、本水牛ボタンを注文した。フロントボタン用の2cmのものと、袖とウェストコート用の1.5cmのものである。


 早速、修理店に持ち込み付け替えてもらった。コストは、ボタン代と直し代合わせて7,000円と言ったところであろうか。ボタンの付け替えが意外と高く付く(1個あたり200円ほどかかる)。


 ともあれこれで、晴れてスリーピースとして使えるようになった。

 話は変わるが、ボタンを付け替えてみるとスーツが少し高級になった気がする。10,000円程度は高く見えるであろう。ボタンの付け替えは、手軽にできて有効な改造かもしれない。

関連項目