2011年10月29日土曜日

R&Dの紗乃織靴紐(さのはたくつひも)

シャンボードを修理した際に、店頭でいかにも高級そうな靴ひもを発見した。
値札を見ると1本当たり¥1,050もする。
店員が、実際に靴に装着して勧めてくれたので、試しに購入してみた。

調べてみると、シューケア用品大手のR&D製らしい。職人が1本ごとに手作業で作成しているようだ。ロウがしっかりと付けてあるようで、紐がしっとりとしている。実際に使用してみると、結び目が全く緩まず大変使い心地がいい。
先端部分が金属製(真鍮であろうか?)で、見た目も抜群である。装着すると靴が少し高級になったような気になる。

いまのところ、黒とダークブラウンの2色、丸紐のみの展開である。色のパターンや平紐などが出てくればいいなあ、等と考えている。
Amazonでも購入できるようなので、手軽に靴の見た目を変えたい時などに、おすすめである。

2011年10月24日月曜日

コーディングス(Cordings)のジーンズ

さて、もう一本はジーンズを購入した。オリーブのモールスキンである。
こちらは、ボタンホールがきちんと開けられていた。大丈夫である。


股上は、コーデュロイよりも少し浅く、リーバイスの505あたりと同じくらいであろうか。最近のジーンズに比べると深い方だ。なかなか暖かそうである。
背面には、コーディングスのパッチがついている。パッチは、コーディングスのサイト上では革製に見えたが、手に取ってみるとフェルトかなにかと思われる。


遅れてくる事もあるので油断できないが、関税はかからなかった。配送は、オーダー決定から1週間程であった。
そのうち本命の、コートやジャケット類を注文したいと思う。

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2011年10月22日土曜日

コーディングス(Cordings)のトラウザーズ

コーディングス(Cordings)といえば、イギリスのカントリーウェアの老舗中の老舗である。創業は1839年なので、日本では天保年間に当たる。丁度、蛮社の獄などのあたりであろう。当時の英国がどのような状況であったのかはピンとこないが、コーディングスのページによると、ディケンズがニコラス・ニクルビー(Nicholas Nickleby)を出版した年だとのことで、さぞかし雑然としていたと思われる。

知らなかったのだが、現在のオーナーはあの「エリック・クラプトン」になっており、コーデングスのページに行くとコーディングスのネクタイを着けてコンサートをするクラプトンの写真が掲載されている。

さて、コーディングスもネット通販を手がけており、クレジットカードで比較的簡単に個人輸入ができるようになっている。
品揃えも魅力的で、カントリーウェアの老舗らしく、ツイードやコーデュロイなどの製品が充実している。ついつい訪れて、チェックしてしまう魅力的な品揃えだ。

そのコーディングスで、2本トラウザーズを購入すると25%割引キャンペーンを行っていたので、早速注文してみた。1本は11畝のコーデュロイである。写真はダークブラウンに移っているが、実際はもう少し赤みがかったブラウンである。

ボタンフライである。生地もボタンも上質な感じがする。ただ、裏地はないので真冬には少し寒いかもしれない。英国の冬は日本より厳しいはずだが、英国人はこれで大丈夫なのだろうか。



ポケット裏には、コーディングスのロゴが入っている。
早速履いてみたのだが 、ボタンフライがいかにも固い。最初は、慣れないので手こずっているのだろうと思い、10分ほど格闘したが、ボタン1個も閉められない。そこで、1度脱いでよくよく観察してみた。


・・・・・・!


ボタンフライの穴が開ききっていない。裾をアンフィニッシュでオーダーしたが、ボタンホールまでアンフィニッシュとは予想外であった。
中途半端にもほどがある。少し笑えたので、写真を撮っておいた。


 

まあ、これでは閉じられる訳がない。とりあえず、ハサミで穴を広げて事なきを得た

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2011年10月15日土曜日

チェスタージェフリー(Chester Jefferies)のオーダー録(5)

チェスタージェフリーより、以前オーダーしたグローブを発送した旨のメールがあった。
オーダーしたのが9月8日であったので4週間から5週間で完成した計算になる。


到着を楽しみにしていたのであるが、二日ほどたって、ポストに謎の封筒が入っていた。
見ると、チェスタージェフリーからである。注文時にやけに輸送費が安いと思ったが(全世界£5である)、こういうからくりであった。



普通の郵便物である。関税はヒットしなかった。中を開けると、待望のグローブが入っていた。



とりあえず、初めてのオーダーなのでベーシックなものを注文した。ライニングはウール+カシミアのものである。ライニングの色は、チェスタージェフリーが選んだものである。おそらくではあるが、オーダー時の自由記載欄で好きなライニングの色を選べると思われる。



前に書いた通り、かなりいい加減に手形を取ったのでサイズが心配であったが、指の長さは意外とちょうど良く仕上がっていた。太さは、各指ごとに「マチ」が設けてあり、ゆったりとした感じである。ただし、「マチ」のない親指だけはぴったりとしている。モデルによっては、全部の指が親指のようなフィット感になるのかもしれない。

早速、追加注文をしようとしたが、繁忙期らしく、今オーダーしてもクリスマス以降の仕上がりとのことである。悩ましい限りである。

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2011年10月13日木曜日

パラブーツのシャンボード(Paraboot CHAMBORD)

神保町近辺は書店が集中しており、よく本屋めぐりに出かける。
食堂も多く、する事が無いとき等は時間つぶしに大変重宝である。

一番良く通うのは三省堂であるが、靖国道理を挟んだはす向かいに、清光堂靴店がある。
以前見たときは、クロケットジョーンズやアルフレッドサージェントあたりを、定価よりも幾分安く販売していたと思う。

その清光堂で、5年程前に買ったのがパラブーツのシャンボードである。
雨の日でも気兼ねなく散歩できるようにと購入した。休日は毎日、アスファルトの上でもちょっとした山道でも、あるいは川そばのぬかるみでもと酷使を続けている。

さほど真面目に手入れはしていないが、さすがに丈夫であり、今では一番のお気に入りである。ただ、大分かかとがすり減ってきたのでリペアする事とした。

以前、RESHというお店で別の靴をリペアしてもらい、大変良かったので、同じ店にお願いした。


パラブーツ純正のかかとは無かったので、リッジウェイをつけている。ボンドの関係で(パラブーツのソール用ボンドは企業秘密で、代理店での修理でしか使えないとの事だ)若干とれやすいそうである。

ついでに、ハトメを外ハトメに改造してもらった。少し精悍な顔立ちになった気がする。
ハトメの改造は、5穴の靴1ペアで4,200円であった。1穴200円+消費税ということであろう。手頃な価格で、イメチェンをしたい向きには、おすすめである。