2011年8月28日日曜日

ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)のスーツ

私は、スーツの手入れを怠って、すぐに着つぶしてしまう質なので、どうにも手持ちのスーツが少ない。
そのため、「手持ちが少ない」→「ヘビーローテーションになる」→「すぐに傷む」→「手持ちが少ない」と言う悪循環に陥っていたため、心を入れ替えようと考えている。


何にせよ、スーツの数を増やさないことには(現在3着しかなく、1着は限界寸前である)、状況は変わらないので、スーツを購入した。


いろいろ調べてみたが、ブルックス・ブラザーズ(Brooks Brothers)の本国サイトがセール中だったため、そこで購入してみた。手順はいつもと同じで、支払先と配送先の住所を登録して、クレジットカード決済である。


そして、届いたスーツがこれである。



ご存知の方も多いと思うが、ブルックス・ブラザーズにはハンド率が高い方から順に、「ゴールデンフリース」、「1818」、「ベーシック」の3ラインがあるが、今回は「1818」ラインを購入した。


通常ではとても手が出る値段ではないので、セール狙いである。
1週間ほどで箱詰めされて届いた。明らかに上質の生地で作られている。しなやかなのに重量感のある、好みのタイプの生地である。
米国製であった。掲示板やブログの情報をもとに推測するとSouthWick製と思われる。


深く考えずに、Madisonモデルを購入したが、かなり寸胴のシルエットである。日本人でそのまま着こなせる人は、あまり居ないのではないかと思う。
直しに出し、胴を詰めることとした。

なお、今回はショートサイズを選択したが、袖丈が若干短い印象を受けた。アメリカのメーカーでは、英国のメーカーのサイズ展開と比べると、袖丈が短めに設定されているようである。次回からはレギュラーで良いだろう。

ちなみに袖は、アンフィニッシュである。



本国サイトで安いとはいえ、いろいろ直すと(特に本切羽にしたりすると)、諸々合わせて1万円弱の追加料金が発生するので、購入の際はそれも考慮されたし。





2011年8月27日土曜日

ジョンストン&マーフィー(JOHNSTON&MURPHY)

7〜8年程前に靴に興味を持ち始め、グッドイヤーウェルト製法の靴というものが存在しているのを知った。
当時は、安靴で満足していたのだが、それを知ってしまうと矢も楯もたまらずに欲しくなってしまう。
そこで、勇気を振り絞ってデパートの靴売り場へとおもむき、靴ごときに使うには大枚(と、当時は感じた。)の3万円余りを投入して、グッドイヤーウェルト製法の靴を購入した。
それが、ジョンストン&マーフィーであった。


店員の「大統領御用達」のセールスに乗せられた訳であるが、よく調べてみると「Made in Japan」とある。どうも、REGALのOEM生産であるという事が後々分かってきた。


それで、「Made in USA」のジョンストン&マーフィーは、ヴィンテージにでも手を出さない限り手に入れるのは不可能とあきらめていたのだが、どうも本国にも生産ラインが残っており( Nashvilleにあるらしい)、しかも通販で手に入れる事が出来そうである。


確認できた限りでは、対象となるのは、「CROWN ARISTOCRAFTモデル」と、「CUSTOM SELECTモデル」のようである。


写真では、品質の高そうな感じが伝わってくる。特に「PLAIN TOE ANKLE BOOT」が気になるところである。


送料も良心的であるし、余裕のあるときに検討してみようと思う。



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2011年8月20日土曜日

チャーチのリペア

先日購入した、チャーチのバルモラル(Church's Balmoral)のつま先が、急速に減ってきてしまった。おろしたての靴はトゥが減りやすいものだが、さすがに心配なのでリペアに出すことにした。合わせて、まだ履いていないブリスベン(Church's Brisbane)方も、先に手を打っておいた。


インターネットで調べたところ、RESHというリペアショップが良さそうなので、そこに持ち込んだ。2〜3日かかるのではないかと思っていたが、3時間弱で仕上がった。


出来上がりはこんな感じ。




3種類から選べるのだが、今回はトライアンフと言うのを選んだ。
ひっくり返さない限り、近くで見ても、装着しているのはわからない。



ともあれこれで、心置きなく履くことができる。


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2011年8月19日金曜日

靴の個人輸入と関税(3)

さて、前回の調査をもとに、もっと高い靴を購入するとどうなるのか計算してみたい。


せっかくなので、憧れのエドワードグリーン(Edward Green)を購入したと仮定する。
エドワードグリーン(チェルシー)の価格は、Edwards of Manchesterのサイトで£ 512.50(VAT抜き)である。


輸出業者がこの価格をそのまま申告したとする。課税対象となる価格はとりあえず£1=¥130として計算すると、
申告価格=£ 512.50*0.6*130=¥39,975となる。

その30%または4,300円の高い方が税額となるので、
¥39,975*0.3=¥11,992.5>¥4,300なので、税額は¥11,993の計算である。


よって、課税標準額は
£512.50*130+¥11993=¥78,618
であり、合計は、


課税標準額:¥78,618
        消費税:¥3,100
地方消費税:¥700
            合計:¥82,418


となる。


国内では、15万円弱の価格である事を考えると、関税ヒットした場合でもかなりお得な計算
である。
うーん、手を出してしまおうか・・・。







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2011年8月18日木曜日

靴の個人輸入と関税(2)

前回、ざっくりと関税額について調べたが、今回は商品に付属の「輸入(納税)申告控」を見ながら、もう少し詳細に関税額を調査してみようと思う。
なお、今回も税金合計額は¥4,800であった。


まず、そもそもの購入金額合計であるが、BPR合計として、輸出業者の商品の申告合計額が記載されている。
これは靴とツリー合わせて£112.77であった。


今回は、靴とシューツリーを同時に輸入しており、それぞれに税率が違う。
どちらの品目がいくらの購入額課になるかは、BPR按分係数欄に品目ごとに書いてある。
それによると、


品目番号 6403.59-104(紳士靴)
按分係数=104.26


税表番号 9800.00
按分係数=8.51


とあり、書類上は£104.26で靴を、£8.51でツリーを輸入した事になっている。
104.26+8.51=112.77(BPR合計)であり計算も合う。


個人使用目的の場合は、この価格の6割が課税価格となるので、
£104.26*0.6=£62.556
に税率を掛けて関税額となる。輸入申告控に£1=¥127.89とあるので円ベースでは
£62.556*127.89=¥8,000である。
これが申告価格欄に記載してある。


品目番号6403.59-104の関税率は、申告価格の30%または¥4,300の大きい方なので、関税額は4,300円となる。尚、ツリーの方は非課税のようである。


最後に消費税がかかるが、これは
課税標準額=申告価格+関税額=¥12,300
に対して4%(100円未満切り捨て)である(どう考えても2重課税である)。
今回のケースでは¥400となる、さらにその25%=¥100が地方消費税となるので、
税金合計=¥4,300+¥400+¥100=¥4,800
で、これで計算があった。







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2011年8月17日水曜日

チャーチ ブリスベン(Church's Brisbane)

帰宅すると、例によってヤマト運輸の不在票が入っていた。
先日、注文した分が届いたと思われる。

早速、ヤマト運輸に連絡すると、今から配送してくれるという。
連絡後、1時間足らずで到着した。本当にすばらしい対応である。
到着したのがこれである。



前回の、バルモラルが気に入ったので、またチャーチをオーダーした。
今回は同じ73ラストのブリスベン(Church's Brisbane)である。




現行モデルのチェットウィンド(Church's CHETWYND)の73ラスト版、
あるいはこないだ買った、バルモラル(Church's Balmoral)のフルブローグ版
位に考えていたがえらくゴツいのが来た(伝わりにくい写真で恐縮である)。



ワイズを一段上げたとはいえ、迫力が違いすぎる。そもそも、コバの張り出し方が違う。
バルモラルとは全くの別物である。
スーツ用に考えていたが、ツイードジャケットやジーンズとの方が相性が良さそうである


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2011年8月8日月曜日

アルナウ(Arnau)のシャツ

前回の続きみたいになるが、この度パンセレラのホーズとは別に注文したArnau(多分、アルナウと読む)のシャツについて書いておこうと思う。


実は、定価$175のところを$49.96という煽り文句につられて買ってしまった。
まあ、せっかく購入したので、どのようなものなのか調べてみたのだが、なかなか情報が無い。どうも国内では取扱いがほとんどないらしい。
そこで、Made in Spainという情報をたよりに、やっとメーカーのページにたどり着いた。


メーカー名はA&C Camiseros(A&C カミセロス)。謳い文句通りにスペイン・バルセロナの企業である。1930年創業でシャツとパジャマ等を作り続けているようである。微妙に、アルテサノス・カミセロス(Artesanos Camiseros)とかぶっている気がするが(同じスペインの会社だしね)、別物のようである。レディーメード専門のようだ。
Arnauというのは、男性向けシャツのブランド名という事である。


今回購入したのは、そのArnau名のBrooksというラインである。




インディビジュアライズドシャツのようなUSA系のボタンダウンに比べて、ドレッシーな印象を受ける。雰囲気はイタリア系のボタンダウンに近い。




縫製は、至って普通である。ステッチも特に細かくはない。値段の安い鎌倉シャツのほうが上であろう(もっとも、鎌倉シャツの品質が値段の割に高すぎるだけのような気もするが)。
ボタンは少し大きめのプラスチックである。シャツにマッチしており、下手に貝ボタンにするよりいいかもしれない。
また、一番したのボタンホールが水平ボタンホールであり、オレンジの糸かがりが施してある。




生地は、ピンポイントオックスフォードと思われる。余り自信は無いが・・・。
全体に光沢があり、何よりハリがある。このタイプの生地が好きなので大変うれしい。


しばらくして、売れ残っていたらまた買ってしまおうか・・・。








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2011年8月5日金曜日

パンセレラ(Pantherella)の靴下

帰宅すると、郵便受けに配送荷物の不在伝票が入っていた。
前回、SieraTradingPostに注文した分のようである。海外から、1週間足らずで荷物が届くとは便利な時代になったものである。


早速、引き取りにいき箱を開けると、中には大量のパンセレラ(Pantherella)が入っていた。まあ、もちろん自分でオーダーしたのであるから入っているのは当然ではあるが、これだけの数を目の前にすると、なかなか壮観である。





とりあえず、合計で10足ほどオーダーした。前回も書いたが、法外なほど安かったので、これだけ頼んでも8千円程度であろう。
以前、背伸びして国内店舗で購入したことがあったが、もしこれだけの数を正規に揃えると、2〜3万円はかかるのではないだろうか。

一番の掘り出し物は、アーガイルソックスである。
普段、カジュアルソックスはユニクロですましていたのであるが、それとは手触りも質感も明らかに違う。普段履きにパンセレラを使うという贅沢をできるのも、個人輸入の恩恵であろう。


さてこれと一緒に、謎のシャツメーカーのシャツも購入したのであるが、それはまた後日書こうと思う。


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